現代人必須の教養を楽しみながら身につける

身のまわりの現象から、最新のテクノロジーまで、物理学は私たちの生活と深くかかわっています。 物理を知れば、宇宙についての新発見や、ノーベル賞の話題にもついていくことができます。 物理学の知識は、現代人にとって必須の教養なのです。 しかし、「理系のことはちょっと……」と、物理学の話題を避けてしまう人も少なくありません。 本書は、そんな苦手意識をもつ人にも、楽しみながら物理学の全体像をつかんでもらえるよう、工夫を凝らして作られました。

歴史のドラマで学べばスッと頭に入ってくる

本書は、第1章で身近な現象を通じて物理学の「基本中の基本」を押さえたのち、第2章以降は、物理学の歴史を追う形で進みます。 真理を追い求めた人々の歴史を通して、物理学の壮大なロマンを味わうことができる構成になっているのです。 「どの時点で、何が明らかになったのか」 「どんな謎が残ったのか」 「その謎はどのように解き明かされたのか」 何千年にもわたる探究のドラマを追っていけば、物理学の神髄が、自然と頭に入ってきます。 物理学の歴史は、最高のエンターテインメントでもあるのです。 大人の学び直しにもピッタリな内容です。

豊富な図解でイメージを一気につかむ

もちろん、現代の物理学には、非常に難解な理論も数多く登場します。 そんなとき、概要をつかむのに役立つのが、本書に収められた豊富な図解です。 難解なことがらでも、本当に重要なポイントをイメージできるように、オリジナルの図も多数制作して収録しています。 本書で物理学のイメージをつかめば、ニュースひとつ見るのでも、見え方が大きく変わってきます。 ぜひ本書を通して、科学の扉を開き、物理をあなたの「守備範囲」にしてください。