理解を深める３種類の再現イラスト！

本書では全60のテーマが、以下の３種類のイラストのいずれかの方法で描かれています。①中まで見える「透視イラスト」、②空から見た状態で描かれた「パノラマイラスト」、③その場にいるかのような臨場感あふれる「場面イラスト」。たとえば「忍者屋敷」は透視イラストで描かれているので、いろんな仕掛けがあることがとてもよく理解できます。また、「平安京」はパノラマイラストで描かれているので、平安京が置かれた地形と主要な建物の配置、その広大さがわかります。「桜田門外の変」は場面イラストで描かれているので、井伊直弼の行列が江戸城外のどのあたりでどのように襲われたかが、事件を目撃していたかのように見て取れます。

ベストセラー「迷路絵本」シリーズの香川元太郎さん、鳥瞰イラストの第一人者・黒澤達矢さんほか、歴史再現イラストの名手たちが集結！

本書のイラストを描いているのはいずれも歴史再現イラストの第一人者ばかり。ベストセラー「迷路絵本」の香川元太郎さん、鳥瞰イラストの第一人者・黒澤達矢さん、軍装などのイラストでも名高い中西立太さん、船のイラストの第一人者・谷井建三さんほか計7人の名手たちのイラストで構成されています。

また、いずれのイラストも緻密に描きこまれていて情報量が多く、じーっとみていても飽きることがなく、いろんな発見があるはずです。そのテーマの専門家や研究者が監修したイラストも多数含まれています。

ポイント解説、ミニコラム…わかりやすい解説で、いつの間にか歴史が好きになる！

解説もわかりやすく、充実しています。まずは「データと解説」でそのテーマの概要をざっと理解。ついで、イラストの注目ポイントには「ポイント解説」が付されていて、たとえばお城なら各部分の名称と役割などが、場面イラストであれば、そこに描かれた人物それぞれの役割などをピンポイントで理解することができます。さらに多彩なコラムで関連情報を知ることができ、立体的にそのテーマを理解することができます。

編者は、歴史関連の出版社・編集部のなかでも、特に歴史再現イラストにこだわってきた「歴史群像」編集部で、歴史雑誌・書籍の編集部としてのこだわりのつまった児童向け日本史図鑑となっています。小学生のお子様への、この冬のクリスマスプレゼントにいかがでしょうか。大人の学び直しにも役立つはずです。