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●複雑な発達をたどった日本巡洋艦の歴史をわかりやすく解説!
戦艦や空母に比べて巡洋艦はいまひとつ理解しにくい艦種です。その理由として、まず、役割が多様な点があげられます。潜水艦部隊や駆逐艦部隊の旗艦を務めたり、航空機を多数搭載して艦隊の目となって敵主力艦を探したり、さまざまな任務・役割を求められ、それに合わせて多様化しました。さらに軍縮条約による主砲口径などの制限により複雑化しました。
こうした巡洋艦の世界にあって、太平洋戦争時の日本巡洋艦は、重巡洋艦は世界レベルから見ても優秀な艦が揃っていました。一方で軽巡洋艦は、古い艦が多いこともあり、旧式で見劣りするタイプが多く存在していました。
太平洋戦争時の日本海軍の巡洋艦戦力はなぜこうした特徴を持つようになったのでしょうか。その経緯をたどるのが第一特集「太平洋戦争時の日本巡洋艦」です。この記事を読めば、日本海軍の巡洋艦戦力がどのような背景・理由で生み出され、こうしたラインアップになったのかが理解できます。
●徳川家康の若き時代と松平氏の来歴をたどる第二特集、戦後~今日の日本戦車の変遷を追う第三特集も必読!
今年の大河ドラマ「どうする家康」。その主人公、徳川家康は、どうやって三河一国を支配下に収め、徳川を名乗り、戦国大名になることができたのか。またその先祖たち、つまり松平氏はいかにして三河の国衆から、家康が飛躍できるだけの勢力基盤を作り上げたのか。第二特集「戦国大名・徳川氏の勃興~松平一族の台頭と家康の三河平定戦」では、この点について最新の説を踏まえて紹介します。大河ドラマを見るうえで必読の記事といえるでしょう。
第三特集「戦後日本戦車発達史~わが国の主力戦車開発は何を目指してきたのか?」は、太平洋戦争後、当初は米軍から供与された戦車を使っていた陸上自衛隊のための国産戦車開発がどのように行われたのかを紹介します。初の国産戦車61式の開発経緯を中心に、その後の74式、90式、10式へと続く開発の流れをたどります。
このほかにも、ここまでのウクライナ戦争におけるロシア軍の弱さとウクライナ軍の強さの秘密に迫る、連載「縦横無尽!世界戦史」の「ウクライナ戦争を読む」、家康の三河平定戦において西三河と東三河を結ぶルートを扼した要衝の実像に迫る「三河・岩略寺城」、陸上自衛隊の戦車部隊で迷彩の研究を行った当事者が当時の貴重な写真とともに回想する「61戦車 迷彩試作記」ほか、充実の内容となっています。
●古今東西の人物・事象をテーマに毎号20本以上の記事を掲載!
人類の歴史は戦いの歴史でもあります。「歴史群像」では毎号、戦いに関するものを中心に、古今東西のさまざまな人物・事象をテーマとした20本以上の記事を掲載しています。これらのテーマひとつひとつにドラマがあり、そして人間理解のヒントが含まれています。小誌を通じて、改めて、歴史をより深く味わってみませんか。
次号
2023年03月06日(月)発売予定
※企画の内容は進行中につき、一部変更となる場合もあります
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