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サッポロビール株式会社

「共感」型の記事コンテンツで興味・関心を持っていただき購入へとつなげていく!~ビールメーカーのワインのオウンドメディアプロモーション事例

業種

ビール・発泡酒・新ジャンル・ワイン・焼酎などの製造販売、洋酒の販売、他

課題

自社のオウンドメディア「WINE OPENER」を訪問したユーザーに向けて、多角的な視点からワインへの興味・関心を持っていただくために、他のワインメディアでは読めないような独自の記事コンテンツの制作。自社ワインの認知度向上と購入者の増加。

「共感」型の記事コンテンツで興味・関心を持っていただき購入へとつなげていく!~ビールメーカーのワインのオウンドメディアプロモーション事例

マーケティング本部 ワイン&スピリッツ事業部 マーケティング統括部 リーダー 磯崎奏穂さん(中)
マーケティング本部 ワイン&スピリッツ事業部 マーケティング統括部 トレードマーケティンググループ チーフ 芦澤奈津子さん(左)
マーケティング本部 ワイン&スピリッツ事業部 マーケティング統括部 トレードマーケティンググループ 髙橋侑菜さん(右)

インタビューを受けた会社
サッポロビール株式会社
https://www.sapporobeer.jp/

恵比寿ガーデンプレイスに本社を置く、大手ビールメーカー。2026年にグループ創業150周年を迎えるにあたり、グループのコア事業を『酒』『食』『飲』の3分野と位置づけ、長期経営ビジョン『SPEED150』を策定。不動産事業とともにグループ保有のブランド育成・強化に取り組んでいる。

1876年北海道・札幌にて「開拓使麦酒醸造所」として創業以来、140年以上の歴史を持つサッポロビール株式会社。同社の顔とも言える「黒ラベル」や、特別な日に飲みたい「YEBISU」などのビールテイストから、ワイン・焼酎・チューハイ・国産および輸入スピリッツ&リキュールまで幅広い商品を取り扱っています。そんなサッポロビールが2018年に開設したのが、より多くの方にワインへ興味を持っていただくことを目指した情報メディア「WINE OPENER」。ワン・パブリッシング(以下、ワンパブ)は同メディアの記事コンテンツ制作を2022年からサポートしています。今回は、ワンパブのソリューションがどう役立っているのか、同社の編集部の方々にお話を伺いました。

 

気軽に楽しく情報を入手できるメディアを目指してスタート

――ワイン情報メディア「WINE OPENER」を立ち上げた背景を教えていただけますか。

▲人と暮らしをワインで結ぶライフスタイルメディア「WINE OPENER」
https://wine.sapporobeer.jp/

 

編集長・磯崎奏穂さん(以下磯崎さん) ワイン最大の消費国フランスなどに比べて、日本はワインの飲用人口や飲用量が少ない国です。しかしワインを飲んでみたいと思っている潜在ユーザーは多いという背景がありました。そこで、ワインに興味や関心を持ち始めた方々に向けて、より知識を深めてワインに親しんでもらえるように開設したのが「WINE OPENER」です。メインターゲットは20~30代の男女。「集まれ!ワイン2年生☆」をテーマに、ワインに興味は持ちつつも知識や選び方に自信が持てないユーザーが、気軽に楽しく情報を入手できるメディアを目指してスタートしました。

――開設後、約4年が経過して見えてきた課題とは何だったのでしょうか。

 磯崎さん SEO対策をベースに置きつつ「ワイン2年生☆」のテーマに沿って、わかりやすいワインの基礎知識を提供する記事をつくってきました。しかし、基礎知識を提供するだけで当社のワインを好きになってもらい、買っていただいているだろうか。現状の記事構成では最終目的である購入へつなげるのは難しいのではないか、という課題が見えてきました。

――記事の内容、コンテンツがポイントとなる訳ですね。

磯崎さん 当社のワインを好きになっていただく。ファンになって1本、2本と継続して買っていただけるユーザーをつくっていく。そのためにはコンテンツマーケティングが重要だと気づきました。それが、多種多様なソリューションを提供されているワンパブさんに依頼するきっかけになりました。

――出版以外のソリューション事業をワンパブが行っていることを、どのようにお知りになりましたか?

磯崎さん 以前から当社のPOPや印刷などを担当してくださっていた東京リスマチック様からのご紹介でした。

▲磯崎さん「予算面も含めて、こちらの要望に応えていただき感謝しています」

――ワンパブの第一印象は、いかがでしたか。

芦澤奈津子さん(以下芦澤さん) 初回のご提案が、「WINE OPENER」のことをとても詳しく調べて分析をいただいた内容になっていました。「こういうところが課題ではないでしょうか?」、「このように解決していく方法はいかがでしょうか」、と積極的に応えてくださるソリューション力。それが、抱えていた課題と求めていた打開策とピタリと重なり、すごく前向きな気持ちになれた印象でした。

 ――ご依頼をいただく前、他の企業と比較・検討をされましたか。

芦澤さん 当社のグループ会社や、社内の「WINE OPENER」とは別のオウンドメディアに関わりのある部署でどんな企業さんと協業しているかなどのヒアリングを行い、かなり多くの企業さんと比較・検討しました。

――特にどのような業種の企業をリサーチされましたか?

 芦澤さん 元々お付き合いのあったSEOに特化した企業さんや、コンテンツマーケティングを中心に事業活動されている企業さんなどをメインにリサーチしましたね。

 ――ワンパブを選ばれた決め手は何ですか?

 芦澤さん 今後、一緒にやっていきたいなという気持ちにさせていただいた提案力。加えて、当社が掲げている目標達成に向けたサポート力という点で優れていたのが御社でした。

 

「ワイン以外の切り口」もきっかけにして親しんでもらえる「共感」型の記事へ

 ――ワンパブと一緒に仕事をする以前と現在とでは、違いを実感されていますか?

 芦澤さん SEO対策に即した内容やワインの知識の記事中心だったところから一気に、コンテンツ重視の内容に変わったことで、記事の見た目や雰囲気がだいぶ変わりました。これまでの「知識」型のように、ある意味で一方的な情報発信ではなく、旅・音楽・お花など「ワイン以外の切り口」もきっかけに、ワインに親しんでもらえる「共感」型の記事になりました。実際に、お客様に共感いただける情報を今後もドンドンお伝えしていって、「WINE OPENER」の認知度も高まっていけば良いなと考えています。

▲芦澤さん「記事の見た目や雰囲気がだいぶ変わりました」

――「知識」型の記事は一度読んでその知識を覚えてしまえば、再び読もうという気持ちにならないかもしれません。「共感」型の記事ですと、もう一度読んでみたいと読者に思わせる魅力がありますよね。

 磯崎さん 記事に興味を持ってもらって、このワインが素敵だなとか、こんな飲み方をしてみたいなとか、そういった「共感」から購入につなげていく。さらには、もう1回買ってみようとか、他の記事も読んでみようかなという想いは「共感」の広がりですから、御社に作っていただいているコンテンツ重視の記事は強いなと感じています。

 ――「WINE OPENER」に来れば新しい発見がある、楽しい記事が待っているというリピーター醸成にもなり購入にもつながっていきます。

 磯崎さん そうですね。しかも、リピーターだけではなく新規のお客様の獲得にも有効的だと考えています。ワイン以外のことに興味・関心を持っている方々も、少し読んでみようかなと思わせる記事の魅力。すなわち新規のお客様にも当社のワインのファン化を期待できる記事構成に仕上げていただいていると感じています。

――「個人的に好きな記事」や「社内で評価の高い記事」を教えていただいてもよろしいでしょうか。

芦澤さん 「美景旅」の記事が好きです。写真がとても綺麗で、添えられた文章も過不足なく絶妙の情報量です。旅気分が味わえて、とてもワクワクします。

▲連載「ワインと巡る世界の美景旅」では、グラス片手にバーチャルトリップを楽しんでいただくべく、世界のワインと、その産地の周辺の風光明媚な景観の写真を紹介しています。
https://wine.sapporobeer.jp/article/france_lyon/

 

磯崎さん 私は「お花とワイン」の記事ですね。個人的にお花とワインって、共通点があると思っています。身の回りにあるだけで華やかな気持ちにしてくれたり、普段の何気ない日常がパッと華やかになる。そんな不思議な力をお花とワインは持っていると思っています。“お花とワインのある生活”みたいな世界観をコンテンツで、読者の方々には魅力に感じていただけているような気がするので、個人的には好きな記事です。

▲連載「Friday Flowers ~週末、花と、ワインと」は、「金曜日は、週末を心地よく過ごすための準備の日。お気に入りのワインとおいしい食事…、それから、素敵な花の準備も忘れずに」をテーマに、ワインに合わせたおしゃれなブーケの選び方や飾り方を、人気のフラワーショップに伺っています。
https://wine.sapporobeer.jp/article/friday-flowers-vol-3/

 

髙橋侑菜さん(以下髙橋さん) 私は入社歴が浅くて記事のテーマにもあるぐらい“ワイン初心者”ですが、「アペロレシピ」の記事を読むことで自分自身の勉強にもなっています。ワイン初心者の方々にも同じような感覚で楽しんでいただけているのではないかと思って気に入っている記事です。

▲髙橋さん「記事を読むことで自分自身の勉強にもなっています」

▲連載「ワインに寄り添うアペロレシピ」では、ワインと軽いおつまみを用意して、夕食前の“ちょい飲み”を楽しむフランスの食習慣「アペロ」を手軽に楽しんでいただくための簡単レシピをご紹介しています。
https://wine.sapporobeer.jp/article/apero_recipe_2022_010/

 

――連載系の記事を取り上げてくださり、制作陣も大きな励みになります。御社の社内報で音楽連載の記事をご紹介いただいたとお聞きしました。PV数も非常に跳ね上がったという、「OPENER LOUNGE talk&music」(※)の「EXILE SHOKICHIさん」の記事の反響はいかがでしょうか。(※ワインを楽しむためのエクスクルーシヴなプレイリストを著名人に作っていただく特別企画)

▲「OPENER LOUNGE talk&music」は、音を知り尽くしたプロフェッショナルたちに、ワインと音の関係をうかがい、ワインを楽しむためのエクスクルーシヴなプレイリストを作っていただく特別企画です。
https://wine.sapporobeer.jp/article/opener_lounge_03/

 

3人全員 かなりありました!

 髙橋さん 「EXILE SHOKICHIさん」の記事だけではなく、この企画が一番楽しみという声もあり、ファンになっている社員も多いという印象です。

 ――記事を楽しんでいただけている社員様のお話、とてもありがたいです。

 

ワンパブさんのソリューションによって高い目標を達成していく

――今後も様々なソリューションをご提供したいと思います。例えば、「WINE OPENER」と連動して読者と接点を持つことで、実際にその場で購入していただける機会をつくるといったお手伝いなどもさせていただければと考えています。

 磯崎さん 「WINE OPENER」は一方的な情報発信ではなく、読者と相互コミュニケーションを図れるようなメディアでありたいと思っています。そのうえでリアルでも読者と接点を持てるような機会づくりは、ぜひ行っていきたいと考えています。特にワインは、実際に飲んでみて初めてわかることもあります。リアルで飲んでいただき直接お話を聞いたりとか、その場で買えるイベントなどは実施していきたいですね。

――弊社にはイベントの専門家もいますので、ぜひご提案させていただければと思います。今後のワンパブに期待していることを教えてください。

 磯崎さん 「WINE OPENER」の読者数はもちろん、当社のブランドサイトの訪問者数も増やしていきたいです。ファン化を目指していくうえで、もっと認知度も上げていきたいですね。引き続きワンパブさんの知見を活用させていただき、目標を達成できるソリューションのご提案に期待しています。当社が最も目指すべきは、やはりワインを買ってもらうということ。そして、買い続けてもらう仕組みづくりのアイデアをワンパブさんと共に磨きをかけていきたいですね。

▲編集部3人の個性とアイデアがオリジナリティあふれる記事づくりを支えている

――ワンパブの良いところも教えていただいてよろしいでしょうか。

 磯崎さん 社内だけでは、ワイン以外のテーマから記事を制作するところまで手が付けられない状況でした。雑誌を制作しているノウハウを活かし、旅や音楽などの切り口から記事コンテンツのご提案をいただいている点が、御社ならではの強みだと感じています。レスポンスもとてもきめ細やかであり、お互いの関係性という意味で信頼しています。同時に、出版社ならではのネットワークによる人脈の広さ。ワンパブさんの人脈による様々なジャンルの専門家が誌面を飾ることで、他では読めないようなクオリティの高い記事をご提供いただいています。一般的には記事の幅が広がるほど、メディアとしての統一感、方向性がブレやすいと思うのですが、ライターの皆さまがワインをしっかり理解しており、様々な分野に明るく知識も豊富なので、当社が実現したい想いや記事で伝えたいことを的確に把握いただいており、ありがたいなと思っています。

 ――ワンパブのソリューションをおすすめするとしたら、どんな企業でしょうか?

 磯崎さん 記事コンテンツの制作やSEOの知見の蓄積、広告による集客の向上など自社だけで行うのは制限があります。どういう記事コンテンツがお客様に喜ばれるのかわからない、そもそもどうやって記事をつくっていけばいいのかわからない、といったお悩みを抱えている企業様には、ぜひおすすめしたいですね。

――本日はありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。

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